金利のタイプとその意味

グレーゾーン金利の撤廃がなされた背景には何がある?

投稿日:2018年6月6日 更新日:

グレイゾーン金利ができた背景

一昔前の消費者金融を語るうえで、切り離せない記憶はグレーゾーン金利ですが、

グレーゾーン金利がなぜ撤廃になったのか知りたい

そもそもなぜグレーゾーン金利ができたのか?

と思う方も多いでしょう。

この記事では、グレーゾーン金利ができた背景から、撤廃に至るまでを解説していきます。

これを読めば、当時の消費者金融がどんな金利で消費者にお金を貸していたか理解できますよ!

ぜひ読んでみてくださいね!

グレーゾーン金利のあった背景

消費者金融の金利で、グレーゾーン金利という言葉を聞いたことはありませんか?厳密にいうと違法だけれども罰則規定のない金利というのがありました。

なぜグレーゾーン金利がまかり通ったかというと、当時の日本には、利息の上限を制限する法律が

  • 利息制限法
  • 出資法

という2種類の法律が存在していたからです。

ちなみに利息制限法は借入金額によって金利の上限が決まっていて、15~20%を上限とする法律です。

ところが出資法では、上限を年利29.2%としていました。

この上限が適用されてしまう仕組みとしてはみなし弁済があったからと言われています。

このみなし弁済とは、一定の要件を満たす場合には、利息制限法の上限を超える利息の支払いがあっても、有効とみなされてしまう規定です。


  借金の額 上限金利(実質年率)
利息制限法 10万円未満 20.0%
10万円以上100万円未満 18.0%
100万円以上 15.0%
出資法   29.2%(現在は利息制限法と同じ)

しかも利息制限法には違反をしても、罰則規定がなかったが、出資法には罰則規定がありました。

このため、利息制限法を超え出資法以下の金利で、消費者金融は利息を取っていたのです。

罰則がなく、悪いことでもないので、業者は当たり前のようにこのグレーゾーン金利を適用していました。

皆さんも知っている大手の消費者金融でも、このようなグレーゾーン金利に設定している所は多く存在したのも事実です。

改正貸金業規制法の誕生

グレーゾーン金利といって、違法行為でありながら罰則規定のない金利がまかり通っていました。ところがこのグレーゾーン金利の撤廃のきっかけとなる法律が平成18年に成立。

それが改正貸金業法規制法です。この規制法は、消費者金融やクレジットカード会社に対する規制の強化が目的の法律である。

その規制の一環として、グレーゾーン金利の撤廃がありました。

先ほど紹介したように日本には長らく、2種類の金利の上限を定める法律がありました。その中でも罰則規定があって、上限設定の緩やかな出資法が改正されました。

新しくなった出資法ではそれぞれ年利で、元金10万円未満は20%、100万円未満は18%、それ以上は15%を上限金利になります。

実はこの金利の上限は、利息制限法と全く一緒になります。すなわち、グレーゾーンそのものがなくなったので、
グレーゾーン金利による融資はできなくなったのです。

利息制限法については下記で詳しく紹介しています。

利息の計算方法を紹介

高利で貸していた金融会社は次々と廃業

改正貸金業規制法は平成18年12月13日に成立して、20日は交付されています。この法律が実際に施行されるのはこの年中であるといわれています。

ただし改正貸金業規制法は、2年半の猶予が用意されています。このため、平成21年末が完全施行のタイミングとなっています。

この移行期間をどのように運用するかについては、当時は消費者金融の中でも判断が分かれました。

完全施行されるまでは、今まで通りの29.2%の従来の出資法を守るという消費者金融がいる一方で、出資法の金利が引き下げられるのを見越して、早めに金利を下げるところもありました。

いずれにせよ、高利で融資をしていた中小の消費者金融の中には法律が施行されては営業できないと、かなりの金融会社が廃業したといいます。

まとめ

ここまで、グレーゾーン金利について解説してきました。

ポイントを整理してみると

  • 当時は大手でさえもグレーゾーン金利を適用していた
  • 出資法を改正し、グレーゾーン金利そのものを撤廃した
  • 利用する消費者にとって、よりよいものに変化した

以上の3点が大事です。

昔の消費者金融が高金利でお金を貸していたことを考えると、今の法律になってよかったと実感します。

この記事を参考にして、過去を見直して安全で使いやすく変化した消費者金融をチェックしてみてくださいね!

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