消費者金融入門と基礎知識

消費者金融の審査の緩い、甘いは本当に存在するのか?

投稿日:2018年6月6日 更新日:

・審査が甘い業者にご用心
お金を必要としている人が金融業者を利用する際に最も気になるのが、審査ではないでしょうか。どれだけ返済する意志があろうと、肝心の業者が申込者の返済能力を認めてくれなければ、借り入れの申請は却下されてしまいます。多くの人は、少しでも審査の甘い業者にあやかろうと奔走しているのが実情です。

しかし、ここで気を付けなければならないのが、金融業者は決してボランティアで顧客に金を貸しているわけではないということです。審査の甘さをアピールしてたくさんの顧客を呼び込もうとしている金融業者はたくさん存在していますが、世の中そんなに甘くはありません。実際には、申し込んでも何かと因縁をつけられて審査で落とされる会社ばかりです。その結果、各金融業者が共有している自分の信用情報に傷がついて、ますますお金を借りづらくなっていきます。

世間一般で審査に通りやすいと噂されているからといって安易に申し込むのは考え物です。特に、雑誌やテレビのCMで大々的に宣伝されているような大手の金融業者の審査が甘いはずがありません。顧客を選んでくる金融業者には十分に注意しましょう。

安定した収入がないとどこも厳しいのは同じ

消費者金融の審査はそれぞれの業者によって緩い、甘いところがある、と言われています。

審査の内容としてはいずれも同じようなもののはずなのに、どうして緩いところや甘いところがあるのでしょうか。

そもそも審査が緩い、甘いという基準は何なのかもあわせて考えてみましょう。

50万円以下ならほぼ通る?

消費者金融に申込みするときは「借入希望額」を入力します。そのときに必要となる金額を入力する人がほとんどだと思いますが、借入希望額によって審査の厳しさが変わってきます。

まず最初に大きなポイントとなってくるのが「総量規制」です。これは貸金業法によって決められている制度のひとつで、年収の3分の1以下までしか借入できないという決まりです。

例えば年収300万円の人だったら100万円までしか借入できないことになります。年収600万円だったら200万円まで借入できることになります。

当然、借入希望額が3分の1を上回っているとその時点で条件で審査に落ちます。次のポイントとなってくるのが「50万円の壁」です。

総量規制で決められている年収の3分の1以下を希望額として申込みしたけれど審査に通らなかった、という場合は50万円の壁に引っかかった可能性があります。どうして50万円なのかというと、借入希望額が50万円以下の場合は収入証明書などの提出を省略できるからです。

本来なら消費者金融から借入をするためには収入証明書の提出をしなくてはなりません。実際に50万円以上借入しようと思ったらこれらの書類を提出する必要があります。

しかしそれ未満の場合は提出しなくてもOKなんです。これらの点を考えると、安定した収入さえ持っていればたとえ正社員でなくても50万円以下の借入希望額なら審査員が緩い、甘いものになるというわけです。

もちろん借入希望額が少ないほど審査に通りやすくなります。ですので、本当は100万円借りたいけれど審査に通らないと意味がないから、とりあえず50万円だけ借入しておいて、残り50万円は自分でどうにかする、という選択肢もあります。

銀行系カードローンが甘い?

キャッシングには大きく分けると銀行系カードローンとノンバンク系カードローンがあります。審査の内容が甘い・緩いと言われているのがノンバンクなのですが、実は銀行系カードローンの方が審査が甘いのではないか、という意見も多いです。

その理由として「専業主婦でも利用できる」「パートやアルバイト、学生でも利用できる」といったカードローンが提供されていることが多いからです。

銀行系カードローンの場合は総量規制の対象外となるため年収の3分の1以下までしか借入できない、といった制限は特にありません。また、多くの銀行系カードローンは「配偶者貸付」という申込み者本人に収入がなくても配偶者の収入を信用して借り入れできる制度を導入していることが多いです。これらの点から銀行系カードローン特有の甘さ・緩さがあると判断することもできます。

結局安定した収入は不可欠

配偶者貸付など特別な制度を利用しないなら、結局のところ安定した収入が無い限りどこの消費者金融に申込みしても審査は厳しいものになります。

逆に言えば、たとえアルバイトやパートだったとしても毎月決まった金額を決められた日に手に入れられるのならある程度の利用限度額までは比較的簡単に審査に通ります。

実際に審査に通るか不安な方は各消費者金融の公式ホームページに用意されている仮審査を試してみて目安を確認してみてはいかがでしょうか。

審査が厳しい金融業者にも注意が必要

では、審査が厳しい金融業者なら良いかというと、必ずしもそうとは言い切れません。

例えば、@ローン、プロミス、SMBCモビット、オリックス銀行などの大手の銀行系カードローンは、借入限度額が高くて金利が安いという理想的なサービスを提供していることで有名ですが、審査の厳しさは尋常ではありません。身分証明書や収入証明書を提出させられるのは当然としても、年収が一定条件を満たしていないとその時点で即申し込みを却下されることもあります。まさに、年齢制限ならぬ年収制限です。また、就いている職種や就業年数によって審査が厳しくなることもあるため、低収入の人にとっては非常にハードルの高い存在と言えるのです。

よしんば審査に通ってカードが発行されたとしても、他社からの借り入れ状況によっては、ある日突然融資限度額が0になってしまうこともあります。これではカードをATMに入れても一切新規の借り入れが出来ず、返済専用のカードと化してしまいます。

このように、大手の銀行系金融業者は社会的知名度が高い分、経済力のない顧客に対しては容赦がないというデメリットもあるのです。

貸金業法改正について

平成21年に賃金業法が改正されて以後、金融業界はいろいろな点で大きく様変わりしました。

年収の三分の一以上の借り入れを禁じる「総量規制」は、本来多重債務に陥りやすい債務者を救済するためのルールですが、この法律によって多くの人が借り入れそのものが出来なくなってしまったのです。その結果、金を借りるために非合法な暴利をふっかけてくる「ヤミ金」に手を出す債務者が急増して、本末転倒の状況を生み出してしまいました。

なお、銀行系のカードローン会社の中には、総量規制の対象外となる金融サービスを提供しているものもあります。この手の金融商品を活用すれば理論上は800万円近くもの多額の融資を受けられるとあって、多くの債務者から羨望のまなざしを集めています。

しかし、それはあくまで理論上の話です。消費者金融の利点は保証人不要の迅速融資にこそありますが、多額の融資となると保証人や担保を要求されることがあります。800万円の融資の保証人となると、最低でも年収1,000万円程度のステータスは求められるものです。それだけの収入がある人なら、最初から庶民向けの金融サービスなど活用しないのではないでしょうか。つまり、所詮は絵に描いた餅であり、債務者を集めるための餌と言っても過言ではないのです。

さらには、金融業界でまかり通っていた「グレーゾーン金利」と呼ばれる金利の適用が完全に禁止され、多くの債務者が金融業者に過払い金の請求を開始しました。たくさんの業者が資金繰りに困窮し、今では貸し渋りを行う消費者金融業者も珍しくありません。

ライフカードとアイフル、@ローンとプロミスなど、今や多くの金融業者が合併や買収を繰り返しています。債務者が頭を抱えているのと同様、金融業者も生き残るために大変なのです。キャッシングを利用したい人は、このような金融業界の現状をしっかり頭に入れておく必要があります。

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