消費者金融入門と基礎知識

消費者金融からの借り換えで、銀行を利用した場合のメリットやデメリットを審査に絡めて解説!

投稿日:2018年6月6日 更新日:

借金をまとめられる借り換えローン

今ある借金を、他の銀行や消費者金融に移す金融商品に「借り換えローン」「おまとめローン」があります。

これらは名称が似ているため、混同されがちですが、実はそれぞれ異なる性質を持った金融商品なんです。

借り換えローンとおまとめローンの違いって何?

借り換えのメリットやデメリットには何があるの?

と気になっている方もいらっしゃるでしょう。

そこで当記事は借り換えローンの特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。

この記事を読めば、借り換えローンを使って借金の返済を楽にできる可能性が高まるでしょう。

借金の返済で困っている方や、借り換えローンを検討している方は参考にしてくださいね。

借金を借り換えるってどういうこと?

借金の借り換えを一言でまとめると「借入先を今よりも安い金利でまとめて返済する」ということです。

借り換えの大まかな流れは次の3ステップ。

  1. 借り換えローンの申込を行い、審査通過後、契約する
  2. 借り換えローンで借金総額を借入し、借金を完済する
  3. 借入ローンに対して返済し続ける

つまり、今ある借金を、借入ローンを提供している金融機関に乗り換える形になります。

ここからは借り換えに関する3つのポイントをみていきましょう。

借り換えローンとおまとめローンの違い

違いがわかりにくく、一緒だと思っている方も多いと思いますが、微妙な違いがあります。

借り換えローン おまとめローン
追加借り入れ
×
他社の借金をまとめる

借り換えローンは新しくローンを契約し、その限度額分を追加で借り入れし、他社の返済に充てるということ。銀行カードローンに多い金融商品です。

おまとめローンは複数の借入をまとめて返済する金融商品で、消費者金融に多いです。

いわば、返済専用で追加借り入れができないローン契約のことを指します。

消費者金融の借金を銀行で借り換えた場合のメリット・デメリット

他社のローンをまとめ、金利を安くしたい人にとって、第1候補に挙がってくるのが銀行の借り換えローンです。

メリットもあれば、当然デメリットも存在します。借換えローンを理解するために両方の視点から見ていきましょう。

借り換えのメリット

借り換えを利用することで次の2つのメリットが生まれます。

  • 今よりも金利を下げることができて利息が減る
  • まとめて返済できるため、返済がしやすくなる

各メリットの詳細を見てみましょう。

今よりも金利を下げることができて利息が減る

借り換えによって、今の金利よりもさらに低い金利で契約できる可能性があります。

金利が下がれば利息が減るため、返済総額が軽くなるため、大きなメリットとなってくれるでしょう。

例えば消費者金融A社から金利18.0%で50万円借入しているとしましょう。

これをB社の金利15.0%の借り換えに成功したとします。

3年間で完済した際の利息総額を比べると…

A社:150,743円
B社:123,976円
差額:26,767円

26,767円も利息に違いができました!これだけで借り換えをした甲斐があるというものですね!

まとめて返済できるため、返済がしやすくなる

借り換えローンで複数社の借金を一本化すると、返済管理が楽になり、以前よりもぐっと返済がしやすくなります。

その理由は次の2つ。

  • 毎月の返済日が1つになる
  • 月々の返済額を減らせる可能性がある

「A社は5日で、B社は15日で、C社は月末で…」と返済日を管理するのは意外と大変です。

また各社によって毎月の支払い額が変動する場合もあり、支払い額まで合わせて確認しなくてはならないのは非常に手間がかかります。

借り換えローンを利用すれば、複数の借金をまとめて完済でき、返済先が借り換えローン先のみに。

つまり毎月の支払いが同じ日で固定され、支払い管理が楽になるでしょう。

また、毎月の支払い額を減らし、家計への負担を軽減できるケースもあります。

「A社は5万円、B社は2万円、C社は3万円…毎月10万円も返済するのはきつい!」といった方もいらっしゃるでしょう。

しかし借り換えローンにすることで、毎月の支払い額を抑え「月々5万円で済ませられるようになった!」となることがあります。

月々の返済額を減らすと、家計への負担は軽くなりますが、返済総額が増えてしまう可能性があるので注意しなくてはなりません。

これについては後述する「返済期間が長くなり、返済金額が多くなってしまうパターンもある」で解説します。

借り換えのデメリット

基本的にはメリットを享受できる借り換えですが、次の2つのデメリットの可能性があります。

  • 審査の結果次第で利息が上がる可能性がある
  • 返済期間が長くなり、返済金額が多くなってしまうパターンもある

それでは各デメリットの詳細を見てみましょう。

審査の結果次第で利息が上がる可能性がある

基本的に、現在の金利よりも低くなりますが、審査の結果次第ではかえって金利が高くなってしまい、利息が上がる可能性があります。

金利の上下は実際に審査を受けてみるまで分からないのもデメリットといえるでしょう。

もし金利が上がってしまい、納得がいかないなら契約手続きを行わなければ良い話です。

返済期間が長くなり、返済金額が多くなってしまうパターンもある

借り換え契約を結び、月々の返済額を減らすことができたとしても、元本(借金の総額)は変わりません。

返済額が少なくなると、なかなか元本が減りませんよね。

その結果、返済期間が長引いてしまい、利息が大きく膨らむケースも想定しましょう。

「利息総額が多少増えても良いので、無理のないペースで返済していきたい!月々の返済の負担を軽くしたい!」という方は特に問題ありません。

しかし、必ず元本を減らすことを意識しながらお金を返していきましょう。

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借り換えには必ず審査がある!審査に落ちてしまう人の特徴とは?

審査に落ちる人の特徴

借り換えは必ず審査を受ける必要があり、審査に通過しなければ契約できません。

「借り換え審査と通常の借入審査の違いって何かあるの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。

両者の違いを挙げると次の2点が挙げられます。

2つの違い

  • 借入希望額の大きさ
  • 他社借入件数

借り換えの場合、複数社からの借り換えも前提となっているため、借入希望額および他社借入件数が多少大きくても審査を受けられます。

しかし、通常の借入審査は最初から多額の借入は難しく、他社借入件数が少ないほど審査を受けやすくなります。

両者の性質を考えると、この2点が審査の大きな違いといえるでしょう。

これらを踏まえた上で、借り換え審査に落ちてしまう人の特徴を挙げると、次の3つがあります。

  • 延滞や滞納が頻繁にある人
  • 他社の合計借入れ額が年収3分の1以上の人
  • 過去5年~10年間の間に金融事故を起こしている人

ここからはなぜ借り換えの審査に落ちてしまうのか、その理由をみていきましょう。

延滞や滞納が頻繁にある人

過去に延滞や滞納を繰り返している人は「信用がない人物」と判断され、審査落ちの大きな原因となります。

カードローンの利用履歴は「信用情報機関」に記録されていて、消費者金融や銀行は審査の過程で必ず照会しているので、隠していても絶対にばれます。

借り換えは延滞や滞納を起こしていないことが絶対条件となるので注意しましょう。

他社の合計借入れ額が年収3分の1以上の人

総量規制によって、消費者金融から借入できる上限額は「年収の3分の1まで」となっています。

銀行は総量規制対象外なので、これ以上の借入額も認められていますが、自主的に同等の貸付を行っているのが現状です。

年収の3分の1は「無理なく返済し続けられる借入額」の目安として算出されたもの。

借り換えローンでも同様に、年収の3分の1が目安として採用されています。

もしすでに他社借入合計額が年収の3分の1を超えてしまっているなら、審査通過はかなり厳しいものとなるでしょう。

例えば年収300万円の人なら借入総額100万円、年収200万円の人なら67万円が目安になります。

さらに、合計借入額だけでなく「他社借入件数」も審査に影響するケースも。

返済能力や過去の返済実績(延滞をしたことがない、など)によって上下しますが、他社借入件数が4件以上ある人は審査通過が難しい傾向にあります。

過去5年~10年間の間に長期延滞などの金融事故を起こしている人

過去5年~10年の間に金融事故を起こした人も審査通過は難しいものとなるでしょう。

金融事故には様々なものがありますが、代表的なものは次の2点です。

  • 長期延滞、踏み倒し
  • 債務整理(自己破産や任意整理など)

これらの記録は上述した「信用情報機関」に残されており、審査の過程で必ずチェックされます。

「金融事故を起こした人物=きちんと返済できない人物」とみなされるため、審査の大きな障害となりうるでしょう。

銀行の借り換えローンの審査に落ちた人にとって、頼れるのは消費者金融のおまとめローンですが、そのおまとめローンにも条件があることを知っていますか?

詳しく見ていきましょう。

最後の砦!消費者金融のおまとめローン契約に必要な2つの条件について

一部の消費者金融によって違いはありますが、利用する人にとって不利益となる契約は総量規制の対象外とされ、契約ができないこととなっている。

その際の2つの条件として

  • 今使っている金融機関の金利を下回る金融機関を選ばなければならない
  • 借り換えた後の合計返済額が少なくなっていなければならない

が挙げられます。

今使っている金融機関の金利を下回る金融機関を選ばなければならない

例えば、金利14.5%で借りていたローンを金利18.0%で借換えることは金利が上がってしまうことになり契約不可。

この場合、契約が可能なのは、逆のパターンの金利18.0%→金利14.5%の借換えなら契約可能となります。

借り換えた後の合計返済額が少なくなっていなければならない

まとめた上で、金利や返済金額を抑えようとしている利用者にとって、返済金額が多くなる契約をしていては、悪徳業者とやっていることが同じになってしまいますよね。

そのため、借り換えた後の合計返済金額が減っていなければいけないというわけです。

借金を一本化するメリットとデメリットを考える

まとめ

今回は借り換えの概要やメリット、デメリット、おまとめローンとの違いなどを紹介しました。
ポイントをおさらいしましょう。

  • 他社借金を借り換えることで金利を下げられる可能性がある
  • 月々の返済を楽にできる
  • 借り換えは銀行、乗り換えは消費者金融が提供していることが多い

以上3点が本記事の要点となります。

借り換えをした方が良いのか悩む

借り換えとおまとめのどっちを選べば良い?

といった方はこの記事を参考にして、借り換えまたはおまとめを上手に活用し、借金返済の負担を軽減できないか検討してみてくださいね。

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