身内のキャッシング事情

名義貸しをして借金された場合は賠償責任があるのかを解説します!

投稿日:2018年6月6日 更新日:

名義貸しで借金を作られた場合の賠償責任

名義を貸すシーンで

名義を友達に気軽に貸してしまい、借金をつくられた

有人が車を購入する際に、一時的に名義を貸した

という場合など、好意で物事を決定してしまうことがあります。

実はこの場合、あなたに請求される借金は免れることができない可能性が大きく、重大な決定をしてしまったと言えます。

この記事では、名義を貸すことの重大な意味や、もしも名義を貸してと言われたときにどう対処するかを解説していきます。

この記事を読めば、名義の重みや名義を貸し借りした場合に自分にどう関与してくるかが、わかるようになるので、ぜひ読み進めてみてくださいね!

名義を他人に貸す、他人の名義を使うことの重大な意味

“名義を貸す”ということは、犯罪行為です。

ことの重大さを確認してもらうためにも、名義を貸すという行為はどういったことになるのか、詳しく解説していきましょう。

名義を他人に貸す行為や他人の名義を使う行為は違法

家族のため、友人のため、名義を貸す理由や相手は人それぞれ違いますが、いかなる理由であっても、それは犯罪になります。

名義を貸した人はもちろんですが、借りた人も違法行為になってしまうのです。

他人に成りすまして借り入れをしたということになるので、詐欺にあたりますね。

それでは、その人のためにと貸した名義が、全然相手のためになっていないことになります。

よく見受けられるのが、家族間での名義貸しです。

しかし、たとえ家族間であっても、それは犯罪行為になると覚えておきましょう。

名義貸しをして借金を負った場合、返済義務は名義人にある!

名義貸しを考えている方によく理解しておいてほしいのが、万が一借金の返済が滞ってしまった場合、名義を貸した本人に返済義務が生じるということです。

名義を貸し、その後返済ができずに滞ってしまった場合、返済請求(督促状)などは借りた本人ではなく名義人へ届きます。

もちろん、返済に関しての責任は借りた本人にありますが、法律上名義人に請求が届くことになり、よって返済請求をされるのは名義を貸した人ということになります。

そして何よりも、滞納したという事実は、個人信用情報にも残り、今後クレジットカードや自身でお金を借りるということが難しくなる可能性があるのです。

名義貸しは、とてもリスクの高い行為であることを認識しておいてください。

よく名義を貸してと頼まれる3つのケース

どういったパターンで、名義貸しを頼まれることが多いのでしょうか。

  • 車を買うのに名義を一瞬貸してくれないか?
  • 謝礼を出すから名義を貸してほしい
  • 身内にお願いされて仕方なく名義を貸す

上記の3つについて詳しく解説していきます。

車を買うのに名義を一時的に貸してほしい

何らかの理由で車を所有できずに、名義を貸してほしいといわれるケースも少なくないです。

車は生活の必需品であり、今ではひと家族で数台所有している家庭も多いです。

そのため、「困っているなら助けてあげよう」とつい名義を貸してしまうケースが後を絶ちません。

しかし、実際に名義を借りた人がその車で事故を起こしてしまった場合、どうなると思いますか?

過去に最高裁判所で次のような判決がでたケースがあります。

生活保護の受給者が、家族の名義を借りて事故を起こし、名義を貸した人物にも賠償責任があるかどうか、争点としていました。

その結果、最高裁判所としては、「名義貸しは運転に伴う危険の発生に影響したと考えられる。監視するべきだった」名義を貸した人にも賠償責任があると判決が出ました。

参考文献:車の名義貸し「事故時に賠償責任負う」最高裁判断

こうした、他人名義の車での事故に、賠償責任の発生の有無についての裁判は、全国各地で起こっています。

賠償責任は、名義を貸した人にもあると自覚しておきましょう。

謝礼を出すから名義を貸してほしい

闇金などでよく利用する手口で、口座を開設させその口座を渡すよう、交渉されることがあります。

その口座を渡せは謝礼を払う、お金を貸すから口座を渡せと要求されることも少なくありません。

しかし、そうして作られた口座は、闇金業社にわたり「オレオレ詐欺」など特殊詐欺の入金口座に利用されることがほとんどです。

自分が知らないうちに口座を悪用され、気が付けば犯罪行為の片棒を担いでいたというケースも多く、警察が自宅に来て初めて気が付くパターンが多いです。

この場合、直接犯罪行為に手を染めていなくても、

  • 銀行との規約違反によって二度と口座の発行が不可能になる
  • 名義貸しによって罪に問われる

といったことが起こります。

口座を要求された時点で、いい話ではないと思ってくださいね。

身内にお願いされて仕方なく名義を貸す

親や兄弟が困ってるからと、名義を貸してしまう方は多いです。

身内にお願いされて、断るのが忍びないと感じる方も多いでしょう。

一緒に住んでいる家族であれば、名義貸しは簡単にできてしまいます。

だからこそ、名義貸しはしないと断ることが重要なのです。

強い言い方ですが、名義貸しがわかってしまった場合、身内から犯罪者が出てしまう可能性があることを考えてください。

名義貸しを断り、違う手助けをすることの方が簡単に感じませんか?

逆に名義を勝手に利用された場合はどうなる?

名義を勝手に利用された場合の対処方法

家族だからこそ、同居人だからこそ、勝手に名義を使われてしまうというケースがあります。

次の2つのようなことが起こった場合について、詳しくご紹介します。

  • 勝手に連帯保証人にされて、借金の督促がきた
  • クレジットカードを勝手に使われて、借金を作られた

勝手に連帯保証人にされて、借金の督促がきた

本人の意思や認識もなく名義を使われ借金の連帯保証人にされてしまい、返済の督促状が届いた場合、返済を義務があるのかどうか、不安に思いますよね。

本人に名義を貸す意思がなく、勝手に利用されてしまった場合は、返済の義務は発生しません。

当然、勝手に利用し借金をした本人は、犯罪行為として罪に問われる可能性が高いです。

しかし、勝手に名義を使われた人は返済義務が発生しないので、万が一そのことを通知しても請求が届くようであれば、弁護士に相談しましょう。

クレジットカードを勝手に使われて、借金を作られた

勝手にクレジットカードを利用され、借金を作られた場合はどうなるのでしょうか。

ある日身に覚えのないキャッシング利用の請求書が届き、犯人は家族だったというケースは多くあります。

この場合、どこにクレジットカードを保管していたのか、暗証番号など知られないようにしたかなど、勝手にキャッシングができた背景が問題視されます。

家族が勝手に不正利用した場合、クレジットカードの盗難補償は対象外になり、全額支払う義務が発生する可能性が高いので注意しましょう。

そして、不正利用分の支払いをすることによって、たとえ無断使用されたとしても、使った本人は盗難とはならず罪に問われる可能性は低くなります。

もちろん、勝手に利用されたと被害届を出せば、使った家族へ刑罰を与えることも可能ですが、家族であるがゆえに穏便に済ませざるを得ないケースが多いです。

名義を貸してほしいと頼まれたときの対処法

名義を貸してほしいといわれ、断れないという方も大勢います。

しかし、名義貸しを断るというのは、自分のためにも相手のためにも重要なことです。

もし、名義を貸してくれと頼まれた場合、次の4つのように対処しましょう。

  • どれだけメリットがあるように感じても断る
  • 名義貸しは犯罪行為で、双方のためにならないと伝える
  • 身内であれば現金を貸す
  • どうしても首が回らない状態であれば、債務整理について話合う

そして何よりも避けられるようであれば、名義貸しという単語自体が出てくるような問題には、関わらないということが大切です。

断ってもしつこく言ってくるようであれば、家族では難しいかも知れませんが、友人・知人であれば自分を守るためにも、会わずに避けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は名義貸しの重大性や、勝手に名義を利用された場合の対処方などについてお話しました。

重要なポイントは、次の5つがあります。

  • 名義貸しは、貸した本人も犯罪行為として罪に問われる可能性がある
  • 借金の返済義務は、名義を貸した人にある
  • 名義を貸した車が事故を起こした場合、賠償責任は名義を貸した人にもある
  • 勝手に名義を使われて保証人になった場合は、返済義務がない
  • 身内にクレジットカードを勝手に利用された場合の多くは、盗難補償対象外

姉にどうしてもと頼まれた

親友がお金に困って名義を貸してほしいと言ってきた

といった方は、心を鬼にして「できない」と答えましょう。

そうすることで友人や家族を、そして自分を守ることにつながります。

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